日本財団公益コミュニティサイト CANPAN CANPANブログ:公益法人,NPO,CSR,社会貢献活動のための無料ブログ

『結婚記念日おめでとうございます』 [2008年11月20日(木)]
ぽかぽか陽気のお昼過ぎのこと。
仲の良い、兄と妹の兄妹が、お金を出し会って、両親の結婚記念日に素敵なお祝いを送った。
お父さんは心臓疾患で総合病院、お母さんは痴呆症の施設に、約30キロ離れて両親は入院生活を送っていた。
お父さんは、ストレッチャーに横になり、兄妹が付き添った民間救急車を利用して『酸素・吸引』を受けながら、長年連れ添ってきた愛妻が待っ施設に到着した。
2人部屋よりも個室の方が良いと、施設の方々が気配りしてくれた部屋で待っていると、移動式のベッドに横になった、お母さんが入ってきた。

『おかあさ〜ん、おかあさ〜ん』3人揃って、お母さんの耳元で声を掛ける。

それまで、認知症で無表情のお母さんの顔に、『少しの微笑み』が浮かんだ。

『わ〜!すごいね!良かったね!』その場に居た善意の人達が、温か〜い気持ちに包まれた。

自身も『鼻の奥が、ジーンと痺れ』て、涙がこぼれ落ちそうになった。

『次は半年後、今度は、お母さんが、お父さんに会いに行くんだよ。約束だよ』約1時間の家族団欒を無事に過ごすことが出来た。

追記・・・『お父さんとお母さんは80歳代・兄妹は50歳代』古き良き、懐かしい昭和世代の家族だった。
タバコの臭いに囲まれた子供達 [2008年11月19日(水)]
今朝、6時30分・駅改札口に、お母さんがランドセルを背負った我が子を見送りに来ていた。
貴方は、電車やバスを利用して通学している子供達に「タバコ臭による被害」が広がっている事を知っていますか。
貴方は、駅構内に通じる片隅で、タバコを吸っている大人達を見掛けたことはありませんか。

「タバコの煙が、背広や防寒コートの表面に付着している大人達と、通学の子供達を乗せた」電車が出発する。

時間経過と共に、『背広やコートから放出されたタバコの臭いを、子供達が吸い込む』。

満員電車は身動きが困難なので、苦しくなっても、次の停車駅までは逃げ出すことが出来ない。

「ピーポー・ピーポー・ピーポー」現職時代、駅からの救急要請で、気持ちが悪くなった子供達を搬送していた。

『髪の毛に、汗臭い中に、タバコの臭いはありませんか』帰宅した、我が子の髪の毛にタバコの臭いがしないかを、よ〜く確認してほしい。

自衛策として、快速電車や急行電車は停車する駅の間隔が長いので、各駅停車の度に扉が開いて、『自然に空気の入れ替えをしている普通電車』にしませんか。

『妊婦さんもそうなんです』よ
病室に上がるエレベーター内で [2008年11月18日(火)]
『あ〜、病院の臭いがするな〜』

『こんな所にくるのは、年1回の健康診断の時だけでいいな〜』

『はやく、家に帰りたいな〜』ストレッチャーの患者さんが呟いた

「ち〜ん!」
「16歳の新聞配達少年」 [2008年11月17日(月)]
大阪・真夜中3時頃に16歳の少年が、新聞配達中に轢き逃げで死亡した。
飲酒運転の軽トラックに「約5〜6キロ引きずられた」という。
自身が現職時代、どしゃ降りの深夜3時頃に交通事故現場に救急出場した時のことだ。
新聞配達中のバイクが、道路脇に駐車していた大型トラックの後ろに激突した。現着時、18歳少年の容態は、「意識なし・呼吸と脈拍は停止」、心肺蘇生処置を行いながら救命救急センターに搬送したが、「交通外傷・来院時死亡」。
救命救急センター・待合室の公衆電話から、新聞販売店に連絡の途中で、「・・・・・もしもし・・・」ヘルメットを取った少年の素顔を思い出してしまい、泣き声になってしまった。
新聞配達は「真っ暗闇・雨・雪・寒さ・風・野犬・他」多くの人達が熟睡している時間帯、本当にキッ〜イ仕事だと思う。
此迄、新聞社からのご依頼で、新聞配達の方々に「救急講話」の機会が何回かあった。
新聞配達よりも、楽で、暖かい場所で、時給の高いアルバイト先もあると思うが、参加者は、「親の金はいらない、自分の力でお金を稼いで、好きなものを買うんだ!」根性がある十代の少年達が殆んどだった。
今回、犠牲となった16歳の少年も「根性がある男」だったと残念でならない。

「いっも、ありがとうございます」貴方の家のポストに、感謝の貼り紙をして頂けませんか。

追記・・・「ごめんね!ごめんね!」道路脇に駐車していた大型トラック(東北地方ナンバー)ドライバーが、方言で、どしゃ降りの中で土下座をして謝っていた姿は、何年経っても忘れられない。
「定額給付金は、救急医療体制の改善策」に [2008年11月15日(土)]
「受け入れ先の病院が決まらないので、救急現場から出発出来ない救急車内」、貴方は、どのようなイメージを思い浮かべますか。

「以前、東京消防庁・救急隊の仕事をしていたんですよ」と、民間救急車内で付き添う奥さんに伝える。

「あ〜!そうでしたか。主人は脳梗塞なんですよ。朝の6時くらいに台所で倒れて、救急車は直ぐ来てくれたんだけど、受けてくれる病院がなくてね〜。
出るまでに、1時間くらい掛かったんですよ」
「あの時の救急隊員さんに、本当に悪いことをしてしまったんだよ」
「早く運ばないと、死んでしまうぞ。税金泥棒!!と、声を荒げてしまったんだよ」と、申し訳なさそうに奥さんが頭を下げた。

「傷病者を受け入れる病院が決まるまで、救急隊は動けない。
周囲や付き添う家族から、唾が掛かるほど、ガンガンと責められる救急現場もある。
暴力を受けた心の後遺症で、男、一生の仕事として決めていた救急現場を離れて行った同僚もいた。
付き添う家族の気持ちも充分に理解出来るので、狭〜い車内の空間で、全ての言葉を受け止めるしかない3人の救急隊員達」。

「○○病院、連絡済み」の、無線指令が入るまで、物凄いストレスを受け続けて、心拍数は急上昇している。
「ピッ・ピッ・ピッ・ピッ・ピッ・ピッ〜」

その時、傷病者の指先に付けているモニターを、救急隊員の指先に付け替えると、心拍数が同じか、それ以上の数値を示していると思う(自身の救急経験から推定)。

自身が現職時代には、激務に耐えている「救急隊長の平均寿命は63歳」と密かにささやかれていた。


貴方に提案がある・・・・政府の「定額給付金」を、「産婦人科・小児科」等の、深刻な救急医療体制の改善策に投入すると、24時間受けてくれる病院が増えて、傷病者の救命率が「ぐ〜ん」と急上昇すると共に、救急隊員達の心拍数は正常値を示すと思う」。
貴方はどのように思いますか。
「だれでも、よかった」無差別凶悪事件 [2008年11月12日(水)]
千葉県香取市の県道で、軽トラックを運転していた19歳の男が、「イライラして、だれでもよかったと、明確な殺意を持って歩行者をはねる凶悪事件」が発生した。

ブログを通じて、「街中には、普通の会話が成り立たない人達も、車のハンドルを握って居るんですよ。
貴方が被害者とならない為に、特に横断歩道は、早足で渡ってほしい」と、危険箇所を具体的に繰り返しお伝えしている。

「私は、青信号に従って渡っているのに、どうして、歩行者側が車に遠慮しなければいけないんだ!!」と、納得いかない方は、「10月13日」のブログを読んでほしい。

追記・・・昨日(11/11)、自身も利用している私鉄沿線にある駅に、赤色灯が回転している約10台のパトカーが止まっていた。(電車内で、刃物使用による傷害事件が発生した)。
容態が悪化したので、キャンセルを [2008年11月11日(火)]
「昨夜から容態が悪化したので、古里までの移送をキャンセルしたいのですが」・・・「今朝、亡くなったので、キャンセルをしたいのですが」と、家族から連絡が入ってくる。

本当に残念だが、人生、最後の願い、最後の望みも、叶えられない患者さん達もいる事を、貴方に知ってほしい。
心の中で、「あ・り・が・と・う」 [2008年11月10日(月)]
早朝、病室から時間外出口へと、ストレッチャーで、向かっていた。

室内の照明が消えて、非常灯だけの、薄暗い、待ち合い室に、約10人位の人達が待っていた。

民間救急車で、古里に戻る同僚を、お見送りに来ていた人達だ。

会社で倒れた時から、意識が戻らない同僚の耳元に、流れる涙をハンカチで拭きながら、感謝の言葉を掛け始めた。

「お気を付けて、お帰りくださいね」

「・・・・・・・」

「長い間、本当にお世話になりました」

「・・・・・・・」

「皆さん、ありがとうございます」声掛けに対して反応出来ないご主人に変わって、奥さんが、頭を下げ続けている。

追記・・・「彼は、凄〜く良い奴でした。早朝の出発になったと知らされて、殆んどの者が近くのビジネスホテルに、宿泊していたんですよ。古里まで、宜しくお願いします」。「くゃし〜いです!!」口をへの字に曲げて、奥歯を噛み締めて、目が真っ赤になっている、患者さんと同年代の方々から託された。
「家族の車が、民間救急車の後ろを、ガード」 [2008年11月09日(日)]
肌寒い、夜明け前。

「ピッ・ピッ・ピッ・ピッ・ピッ・ピッ〜」

首都高速道路から、「症状が安定しているので、休息を取らないで、このまま、走ります」と、付き添う家族の了承を頂いて、東名高速道路・下り車線を走る。

「バス・大型トラック・乗用車等」が、ガンガンと高速走行している東名高速道路。

「愛する父親の為に、道中に、何か手助けをしたいと、古里から子供達が、乗用車で、入院していた病院に駆け付けて来ていた」。

「父親を移送する民間救急車を、周囲の車群から守る為に後方に入った」。

「お子さん達に、後方を、しっかりと、ガードをしてもらっていますよ。良かったですね〜」と、父親の耳元で大声で伝える。

「酸素呼吸を受けている苦悶の表情から、優し〜い、微笑みを浮かべる」父親。

古里の高速道路を出るまで、約370キロを、2台の車は、無事に、安全に、一気に駆け抜けられた。

「本当にありがたいことだ」と思う。

「ピッ・ピッ・ピッ・ピッ・ピッ・ピッ〜」モニターの数値は安定していた。
患者さんは、「道中、異常なく到着されました」 [2008年11月07日(金)]
病室で、医者や看護師さんから、「患者さんのバイタルサインと、道中の医療処置(酸素濃度・吸引・体位管理)等」について伺う。

次に、患者さんが居ない場所で、家族を交えて、重篤症状の患者さんが、容態変化(心肺停止を含む)をした時の対応、「病院に戻るのか、119番通報して救急車を要請するのか」詳しい指示(緊急連絡先等)を伺う。

「行ってきます」「患者さんを宜しくお願いしますね」涙を浮かべている担当の看護師さん達から、命を託されて移送を開始する。


「患者さんは、道中、異常なく到着されました」と、真っ先に連絡を入れる。

「あ〜!良かった、良かった。みんな、連絡が入るのを待っていたんですよ。長い道中、本当に、お疲れ様でしたね〜」と、患者さんを担当していた看護師さんから、疲れを忘れる位の感謝の言葉を頂く。
| 次へ